第3回卒業生講演を開催しました!

2023年10月13日


 今回の卒業生講演では、「臨床の質を高める」というテーマで、伏見岡本病院の飛田勇樹先生(7期生)より「股関節のリハビリテーションに挑む-寛骨臼形成不全とFAIを中心に-」、関西医科大学くずは病院の横山広樹先生(5期生)より「通所リハビリテーションの役割とは-脳卒中上肢麻痺や介護負担感に対する関わりを通して-」についてご講演いただきました。

 飛田先生には股関節の機能構造など基礎的な部分、整形外科的テストから運動療法について、また筋の触診方法も確認しながら、寛骨臼形成不全及びFAI症例における関節不安定性や鼠径部痛に対する具体的な評価、治療戦略ついてお話をいただきました。横山先生には脳卒中上肢麻痺に対するCI療法や通所リハビリテーションという限られた時間の中での治療展開やその工夫を実例に交えてお話いただきました。利用者様の日常生活の自立に向けリハビリテーションをしていく一方で、老々介護になっている現状、介護の評価についても深く掘り下げて頂き、とても有意義な会となりました。どのテーマも臨床に即した内容であり、リハビリテーションにおいて、機能面だけでなく、周囲の環境や家族のサポートといった患者・利用者に関わる日常生活全体をきちんと評価していくことの重要性を改めて再認識する機会となりました。

 

 引き続き、関西医療大学校友会 大学理学療法部会は、卒業生・学生の更なる活躍の支援に努めていきます。最後に、本研修会に参加していただいた校友会会員の皆様、ありがとうございました!

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