令和6年度 第5回卒業生講演会を開催しました!
2024年08月23日

2024年8月23日(金)に令和6年度の第5回目となる卒業生講演会を開催いたしました。
今回の卒業生講演では、恒例となってきました「臨床の質を高める」というテーマで、喜馬病院の堀口怜志先生(7期生)より「意味のある設定で、電気刺激療法を実施する!」、関西医療大学の山﨑航先生(4期生)より「動作を観る、分析を知る」という題目でご講演いただきました。
堀口怜志先生には、物理療法の中でも電気刺激について詳しく説明していただきました。具体的な適応と適応外について解説していただき、また機器の設定方法など、目的の筋に対して痛みを伴わず効率よく活動を促す方法について学べました。物理療法を単独で実施
をするのではなく、理学療法に加えて実施をすることが患者様にとってより良い治療となるのではないかと思います。さらには文献や症例紹介も交えて講演していただき参考になるものばかりでした。
山﨑航先生には動作分析について、動作解析の手法から異常歩行や高齢者の歩行動作観察までを説明していただきました。関節モーメントの観点から動作から力を考えることで動作を紐解く手助けとなることがわかりました。また、円背姿勢の高齢者のターン時の転倒リスクについての研究内容もご講演いただき、筋力やバランスの関係から動作戦略を考える機会となり、とても興味深い内容でした。
今回の講演会では、物理療法から動作分析といった理学療法について幅広く、また治療方法について知識を深められる機会となり、今後臨床にすぐに活かせる内容ばかりでした。
引き続き、関西医療大学校友会 大学理学療法部会は、卒業生・学生の更なる活躍の支援に努めていきます。最後に、本研修会に参加していただいていた校友会会員の皆様、ありがとうございました!